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#56 分析環境再構築/コラボのPythonバージョンアップ

本の出版を終え、久しぶりにブログを再開しようとコラボのノートブック『Binary Classification』を開けて、実行するとPycaretがインストールできないではありませんか!

調べてみると、Google Colabのリリースノートに「8月27日 Python runtimes upgraded to Python 3.12.」となっています。

Pycaretは、Python 3.10までしかサポートされていませんので、インストールができないわけです。

https://pycaret.gitbook.io/docs/learn-pycaret/faqs#does-pycaret-work-with-all-os-and-python-versions

これでは、下記のブログ記事に相当するコードが動かなくなります。

#48 Section4 分類(1) 教材の用意&PyCaretのインストール/インポート

#54 Section10 分類(7)モデルの保存・再利用

読者のみなさまをがっかりさせてしまわないように、そして、猫のタローがやる気を失わないように、いろいろと試してみました。

(1)コラボで、Pythonをダウングレードする
→geminiに聞きながら、いろいろとやってみたのですが、出来ませんでした・・・。成功したコードを知っている人がいれば、教えてください。

(2)venv(ブイエンブ)で仮想環境を各々の読者に作ってもらう
→Pythonバージョン3.3以降の標準ライブラリとして提供されているvenvで、各々の読者が仮想環境を作成して、コードの体験をしてもらうことも選択肢にありましたが、やめました。仮想環境の作成で、疲れてしまう人が出てきますから。

(3)Dockerを使う
→Dockerは、持ち運べる仮想環境を作成するもので、私が作った仮想環境でコラボとほぼ同様な操作性を持つ「Jupyter Notebook」でコードを書いたり、結果を表示することができます。WindowsでもDockerを使えると書いてあったので、勉強中です。ハードルが高いです・・・。

いろいろとgeminiに聞いていくうちに、geminiが手軽な方法を提案してくれました。コラボに実装されている「ランタイム バージョン」を選択する方法です。今回は、その解説を行います。




ただし、「ランタイム バージョン」は、多分、そのバージョンが1年間ぐらいしか使えません。その際は、またもやPycaretがインストールできなくなります。PycaretがバージョンアップしてPython3.12にも対応してくれることを祈り、Dockerの勉強をして、将来に備えようと思います。

操作方法は、下記の動画を参考にしてください。


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